楽天モバイルは、2020年4月から正式サービス開始され大手キャリアの中では破格の月額料金で利用できる通信サービスとして話題になりました。
そんな楽天モバイルですが、実際の評判や口コミは悪い内容が目立っていると思っている方が多いと思います。
そこでこの記事では実際の楽天モバイルの口コミをご紹介します。
そして評判の内容をうけて、楽天モバイルのメリットを解説します。
楽天モバイルの基本情報
料金プラン(税込) | 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 上限なし:3,278円 |
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国内通話料金(税込) | 22円/30秒 アプリ利用で国内通話無料 |
オプション(税込) | 留守番電話:無料割込通話/通話保留:無料国際SMS:無料通話転送:無料SMS:無料テザリング:無料15分(標準)通話かけ放題:1,100円/月国際通話かけ放題:980円/月 |
店舗情報 | 楽天モバイルショップ:全国に1,000店以上 |
通信回線 | 楽天回線au回線(パートナー回線利用時) |
支払い方法 | クレジットカードデビットカード口座振替代金引換楽天ポイント利用 |
eSIM対応 | 対応あり |
楽天モバイルの料金プランは、月間で使ったギガの分だけ料金が変動していく従量課金制の設定になっています。
3GBまでの利用であれば月額1,078円(税込)、20GBまでの利用では月額2,178円(税込)、20GB以上では3,278円(税込)です。
3GBまでの利用については、MVNOをはじめオンライン専用ブランドLINEMOと同価格帯。20GBまでの利用では、MVNOと同価格帯になっています。
通話については、通常の電話アプリでは22円/30秒の通話料が発生しますが、楽天モバイル専用の通話アプリ『Rakuten Link』を使えば、国内通話はどこにかけても無料です。
楽天モバイルショップは、現在全国に1,000店以上あるので対面で契約したいといった場合でも、気軽に足を運べる環境が整っています。
楽天モバイルで使用できる通信回線は、楽天回線とau回線になっています。基本的には楽天回線で接続されますが、楽天回線が繋がりにくい場合にはau回線で通信が可能です。
au回線の通信容量は、以前までは月間5GBまでと制限がありましたが、現行のプランではau回線も無制限となっているので楽天回線の通信が弱い場所でも安心して利用できます。
楽天モバイルの悪い評判
それでは楽天モバイルについての悪い評判を紹介していきます。
悪い評判の主な内容は以下のとおりです。
- Wi-Fiが使えないと楽天モバイルメインで使うのは厳しい
- auのパートナー回線も周波数帯が限定
- パートナー回線エリアは4Gしか使えない
Wi-Fiが使えないと楽天モバイルメインで使うのは厳しい
楽天モバイルは、2022年末時点で人口カバー率98%達成と公表しており、Rakuten最強プラン開始後の2024年1月時点では99.9%と発表しています。
このようにエリアとしては問題ありませんが、問題は上記口コミでいわれている繋がりにくさです。
他の大手3キャリアでは、プラチナバンドと呼ばれる700〜900MHzの周波数帯を中心とした電波帯域を使っています。
プラチナバンドは、障害物があっても届きやすい電波なので建物内や地下などでも問題なく繋がるのが特徴です。
楽天モバイルはこのプラチナバンドをまだ持っていないため、通信環境によっては電波がうまく繋がらず通信速度が遅くなってしまうことが考えられます。
自宅など建物内になってしまうと、壁や家具などの障害物があるので状況によっては電波が届きにくくなり通信が遅くなることがあります。
楽天モバイルでは、屋内で繋がりにくい場合の改善策として『Rakuten Casa』という機器の提供をしています。
Rakuten Casaは、自宅のインターネット回線で利用しているルーターのLAN端子につなぐだけで自宅内の楽天回線を広げることができる機器です。
月額利用料や本体レンタル費、事務手数料は無料なので追加料金がかかることはありません。
auのパートナー回線も周波数帯が限定
楽天モバイルでは、パートナー回線としてau回線を利用することができます。
ですが、通常のauとは違い利用できる周波数帯は800MHzのみとなっています。
800MHzはいわゆるプラチナバンドの周波数帯なので、建物内や地下などでも繋がりやすい電波です。
プラチナバンドの弱点として、データ通信が遅くなってしまうことがあげられます。
通常のau回線では、この弱点を補うためにキャリアアグリゲーションという技術を使うことで高速通信を可能にしています。
楽天モバイルパートナー回線としてのau回線では、キャリアアグリゲーションが利用できないので繋がりやすくなっても高速通信は期待できない内容になっています。
パートナー回線エリアは4Gしか使えない
こちらの評判については、パートナー回線であるau回線は4Gしか利用できないため速度が遅いといった内容です。
上記800MHzしか使えないの項目内容と重複する部分がありますが、楽天モバイルにおいてのau回線ではやはり制限が多くなっています。
パートナー回線としてのau回線では、800MHzしか提供されていないのでもちろん5Gではありません。
通信速度も速くはないので、パートナー回線のエリアで高画質動画視聴など通信速度がある程度必要な内容に関しては向いていないのが現状です。
楽天回線に対して、プラチナバンドが提供されればこういった状況が改善される可能性があります。
楽天モバイルの良い評判
こちらでは楽天モバイルの良い評判について紹介、解説していきます。
良い評判の主な内容は以下のとおりです。
- 最強プランになって電波が良くなった
- 楽天経済圏がお得
- iPhoneもお得に購入できる
最強プランになって電波が良くなった
楽天モバイルでは、2023年6月1日から新プランである『Rakuten最強プラン』が開始されています。
最強プランになったことで、パートナー回線の月間5GB制限が撤廃され楽天回線と同様に無制限となりました。
これによりどれだけ通信してもパートナー回線が制限になることがなくなったので、月末にかけての時期でも繋がりやすくなったことが考えられます。
またパートナー回線に関して、最強プランからエリアを拡大しており楽天回線との合算で国内人口カバー率99.9%を達成しています。
こういった理由から最強プラン開始後の楽天モバイルは繋がりやすくなっています。
楽天経済圏がお得
楽天モバイルを契約することで、楽天ポイントが貯まりやすくなるキャンペーンが多数適用されることになります。
主な内容としては、楽天市場での買い物でのポイントが最大+4倍になることや、楽天モバイルキャリア決済を利用することで楽天市場での買い物ポイントが+2倍となります。
また楽天モバイル利用料の支払いに楽天ポイントを充当することも可能なので、ポイントを貯めれば貯めるほど楽天モバイルをお得に利用できるようにもなります。
楽天ポイントについては、楽天グループ運営の楽天ペイが利用できるお店であれば支払いに利用可能です。
楽天ペイが利用できる主なお店は以下のとおりです。
iPhoneもお得に購入できる
楽天モバイルでは、iPhoneの販売に関しても力を入れており、独自のキャンペーンとしてiPhone購入で最大12,000ポイント還元のiPhoneトク得乗り換えを実施しています。
そのほか、過去には楽天モバイルショップ限定キャンペーンとしてiPhone 13 128GBモデルが最大57,731ポイント還元で実質1円となるキャンペーンも実施しておりました。
キャンペーンの適用条件については、下記項目でさらに詳しく解説しているのでぜひ参考にしてください。
主な適用条件としては、はじめて楽天モバイルを契約・対象iPhoneを購入する、Rakuten Linkで10秒以上通話することで、以前はスマホ下取りサービスで対象iPhoneを楽天モバイルで下取りすることも条件でした。
楽天モバイルの評判まとめ
楽天モバイルの悪い評判について内容や理由などについて解説しました。
この記事でおさえておきたいポイントは下記のとおりです。
- 楽天モバイルの悪い評判で多い内容は電波の繋がりにくさや通信の不安定さ
- 良い評判は最強プランでパートナー回線も使い放題に改善、海外利用での便利さ
- パートナー回線は2026年まで、月額0円で利用できる期間は終了しているデメリット
- Rakuten Linkで通話し放題、キャンペーンの豊富さ、楽天経済圏などのメリット
- 快適、安定した格安SIMが使いたい方や5Gをどこでも使いたい方には楽天モバイルは向いていない
- データ通信無制限をなるべく安く使いたい方、海外でそのままスマホが使いたい方には楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルで悪い内容の評判で多かったのは、電波が繋がりにくいことが多い、通信速度が遅いなど通信の不安定さに関することが多く見受けられました。
楽天回線は、他社キャリアと違い建物内や地下などでも繋がりやすくなるプラチナバンドにまだ対応していません。
また他社キャリアでは、高速通信を可能にしているキャリアアグリゲーションという技術も使っているため幅広いエリアで安定した高速通信が実現しています。
その反面、楽天モバイルは月間データ通信容量無制限で月額3,278円(税込)と格安価格で利用できる他社にはない特徴を持っています。
そのほか、専用通話アプリ『Rakuten Link』を使うことで通話し放題、海外ローミングが月間2GBまで追加料金なし申し込みなしで利用できる、キャンペーンの豊富さなどメリットも多いです。
2023年6月から開始された新プラン『Rakuten最強プラン』から、パートナー回線も使い放題になったので人口カバー率99.9%と改善されています。
楽天モバイルのメリット・デメリットを把握して、上手に活用してお得に利用してみましょう。
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